俺、Web系エンジニアへのクラスチェンジに挑みます。
11月になりました。時が経つのって早い。 ついこのあいだマレーシアから本帰国してきたような気がするんだけど気のせいでした。もう数ヶ月経ってました。怖っ。 (具体的に何ヶ月経っているかは怖くて数えられない)
その数ヶ月間、結構いろいろなことをやっていました。 旅行に行ったり、荷物の整理したり、ラーメン食べたり、飲みに行ったり。TOEIC受けたり、資格試験受けたり。夏コミ行ったり、水族館行ったり。プロレス見たり、FGOやったり、デレステやったり。マンガ読んだり、ラノベ読んだり、アニメ見たり、映画見たり。 あれ…、遊んでばかりに見えるな?
でも一番やっていたのは、『次にどんな会社でどんな仕事をするか』悩む、ということでした。
これまで働いた会社は(まぁ微妙に細かいいろいろはあれど)いずれもSIerで、ITインフラエンジニアとして働いてきました。 オンプレもクラウドもやったし、OSもミドルもDBもネットワークもやったし。LinuxもUnixもWindowsもやったし、提案も設計も構築も運用もやったし、国内出張も海外出張も海外勤務もやったしっていう感じでした。
しかしここ数年、『このままSIerのITインフラエンジニアやっていても限界があるな』と感じるようになっていました。 つまり『クラウドにおけるインフラの機能化・API化だとかInfrastructure as CodeとかによってITインフラエンジニアの役割が徐々に減っていく、というか開発系エンジニアにどんどん侵食されていくのでは』という危機感だったり、『このままやってもあんまり年収上がらんよなぁ』という嘆きだったり、『このまま進んでいってプロマネになるってのもあまりテンション上がらんなぁ』というボヤキだったり。
とは言えマレーシアにいるときにはこういった辺りを薄々感じてはいても、東南アジア特有のゆるーい空気の中でのんびりと生きていたこともあって、微妙に視線をズラしてまともに直視するのを避けてきたきらいがあったわけです。たるんでますね。 ですが日本に帰ってきて無職となり、さぁ次のステップを考えるぞという状況になってしまっては、もうこれは無視するわけに行かない、というか一番注視して正面から受け止めなければならない大問題なのでした。
こりゃあどうしたものかといろいろ考えて悩んでいたわけです。 学生時代の友人や会社の元同期に相談したこともありました。実際に企業の人事担当の方とお会いしてお話させて頂く機会もありました。 が、なんとなくしっくり来なかったというのが正直なところで。 しかし最近、その状態を突き崩す2つの出会いがありました。
まずは9月に参加した勉強会。SI業界出身のWEBエンジニアたちが主催する、SI業界からWeb業界への転職に成功した方々のLTを聞く勉強会でした。 これは(FGOで種火周回しながら)Twitter眺めてたらたまたま開催のお知らせが目に入り、『ほーん』と思いながらなんとなく参加ボタン押したっていう、ホントたまたま見つけてたまたま行ったっていう感じの勉強会でした。
でもこれ、参加して大正解。 行ってみて、SIerからWeb業界へ転身する人、したい人って結構いるんだなということ、その人たちのエネルギーがとても大きいということに驚きました。IT未経験からの転身を目指す人もいて、気合入ってるな、と。とにかく、ワクワクする空気感だったのが一番印象に残っています。気付いたら懇親会後の二次会までちゃっかり参加してました。楽しかったです。 それまではWeb業界のエンジニアというのはあまり意識していなかったのですが、いつの間にか『あれ、これはこれで普通にアリかも?』と思うようになっていました。 心に火がついたのはたぶんここ。
そしてもう1つが、10月にあった技術書典5です。 これはとにかく人が多くてビビった。入場待機列は呆れるほど長くて心が折れかけ、入場してからも相当な混雑で心が折れかけ、めっちゃ歩いたのでついでに足も折れかけた気がしますが、その甲斐あって多くの本を購入できました。 その中でも重要なのが以下の2冊です。
この2冊、出してる方々はまったく別々なのですが、これはもうセットです。2冊で1つの道を成してます。
完全SIer脱出マニュアルはその題名の通り、SIerやSESの辛く苦しく未来も見えないどん底の環境からは抜け出して明るく楽しいWeb業界へと力強く踏み出して行こうぜ、そのためにはこんな風にやっていくといいよ!っていう趣旨の本でした。 転職に至るまでの各ステップで何をするか、何が大事かということが分かりやすく記載されています。
セイチョウ・ジャーニーはオムニバス形式の本なんですが、『成長ってなんだ、どう成長するのか。自分はどう成長したか、なぜ成長できたか、何が良かったのか』といったエッセンスやヒントをこれでもかと詰め込んだ感じの本でした。 こちらでも結構、転職に至るまでの具体的な行動が記載されたりしていて、“脱出マニュアル”の方に通ずる部分があります。
この2冊によって、Web業界のエンジニアに転身するための、行動面も精神面も合わせた現時点における基本的なHowToが示された感あります。大げさ? でも実際ひととおり読んで、Web業界に『ほら、だからお前ちょっとこっち来いよ』と呼ばれたような気がしますし、『ここまでお膳立てされたらもう行くしかなかんべ』という気持ちにもなりました。チョロい。 背中を押されたのがたぶんここ。
で、それらを踏まえて『Web業界で開発エンジニアとして働く』という可能性を本格的に検討し始めたのですが、そこで気がついたのは、これまでのキャリアで”開発”をちゃんと経験していないことがなんとなく心残りとして引っかかっていることでした。 SIerに新卒で入社して配属されてからずっとインフラ方として歩んできてしまったので、本格的なアプリケーション開発は未経験だったわけです。 (シェルスクリプトやSQLなんかは結構書いていたわけですが…。)
そんなこともあって、『開発に転身するとしたら今がチャンスなのでは、というかもう今しかないでしょ』、『今ここで開発に向き合わなかったらこの先もうチャンスはないかも』というように考えるようになり。 さらには、『開発のスキルも身につければ副業やるにもいろいろと可能性が開けてくるじゃん』とか。 『インフラと開発と海外経験の組み合わせがあれば、いざというときには世界のどこででも食っていけるでしょ』とか。 そんなことを考えまして。
そこでさらに後押しとなったのは、未経験でも学習して飛び込んでいこうっていう人達が割とたくさんいるっていうことです。 上述の”脱出マニュアル”と”ジャーニー”(個人的にはこの2冊をセットで”脱出ジャーニー”って勝手に呼んでる)がバズり、転身を狙って活動をしている方々や実際に転職を成功させた方々をTL上でもよく見かけるようになりました。 そうなるともう、『未経験の人たちが頑張って勉強してスキル身につけてWebエンジニアとして転職してるんだ、すでにITエンジニア歴7年以上、プログラミングだって素人というわけではないんだからこっちは凄く有利な位置にいるわけで、これはそろそろガチで取り組まなきゃダメでしょ』と思い至る訳です。
とは偉そうなことを言ったものの、正直どうなるかは分かりません。 もし途中で『こりゃうまく行かんわ』と思ったら大幅軌道修正やむ無しとも思ってます。いつまでも無職やってるわけにもいかないし。 まぁでも、ちゃんとやることやっていけばうまくいくでしょ。たぶん。
記事カテゴリ: キャリア
投稿日時: 2018/11/01(Thu)
最終更新日時: 2019/02/19(Tue)